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ひとり実践報告

実践報告をどうぞ!

216円でもご縁

みんながどうやってお店を選んでいるかわからないんだけど、でも、わたし高校生の頃には、例えば夕方とかに店がちょこっと賑わうとか、そういったこともなくなってて。

レンタルビデオ屋の一角に文具コーナーが出来たり、ホームセンターが定価の二割引きで売ったりなんかしてさ。もうそれから十何年経って、先輩も同級生も後輩も、けっこう地方に出て行って。

そしたらこないだ、稚内にいるけど全然連絡とってなかった後輩からLINEがきて。

「オフィス文具で働いてるとFacebookで見たんですけど、このマーカーペンありますか?
ホ○マ○クかゲ○で前にあったんですけど今なくて。」って。

わたしもうびっくらこいて、どう返そうかちょっと迷って。
「取り寄せになるけど、札幌の問屋さんに在庫あれば明日入りますよ」

あ~っ、いつもお客さんに言ってるのと同じこと言ってまった~っ!

で、注文いただいて、その次の日には入荷して、夕方、しっかり受け取りに来られて。
十何年振りの再会がお店だなんて、不思議だなぁって思いながらちょっとダベって。

彼女、そのペンを手にしてとっても喜んでいたんです。

ペンの1本2本でも喜んでもらえるのが幸せなんていうのは、売る側の勝手かもしれないし、みんながどうやってお店を選んでいるかわからないんだけど、でも、忘れかけていた昔の感覚を、初めて他所様にノートを売って「ありがとう」って同級生に言われたときの、あの日のことを、思い出させてくれました。

 

ラジオネーム 10歳からあきんど